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暗い怖い臭い。
私が一番最初に連れられて行った歯科医院の事です。
あのときの事は今でも鮮明に残っています。
さびれた商店街の一角にあったその歯科医院は本当に昔の歯科医院でした。
タービンは存在せず。その代わり皮のようなロープで駆動する器械でした。
もちろん削るときに水が出ないので非常に熱く痛かったのを覚えています。
「絶対に歯医者には行きたくない」子供心に強く思ったことです。
しかし、子供の私に選択は殆ど無く母親に説得され「これが終わったら本を買ってあげるから」と言われて行っていました。
そうは言われても嫌な物は嫌で、泣きながら母親の自転車の後ろに乗っていました。
よくよく考えてみるとその時の経験が私を突き動かしているのかもしれません。
「デザインで差別化を図る」
これは昔から言われている事です。
しかし、もし差別化が本当に図れていたなら、私の母親はどうしてその歯科医院に行ったのでしょうか?
当時歯科医院は今ほど多くありませんでした。
そのため利便性の良い歯科医院にお客さんが集中していました。
その結果、場所の良いところに歯科医院を開業すればそれなりに流行ったようです。
でも、今は何件も歯科医院を通り越して「目的の歯科医院」に行く時代になっています。
その目的とは何でしょう?
もちろん患者さんのニーズによって変わります。
しかし、患者さんのニーズを聞けば聞くほど一般的なことしか出来なくなるのが現状のようです。
これから必要な事。
それが得意分野の発信だと思います。
プランニングボックスが考えるデザイン。それは先生の得意分野を活かすこと。
今思うこと・・・
それはこれから増えていく歯科医院のなかで「この治療だったらアノ歯科医院だよね」と言われるような、患者さんに選ばれる特色のあるデザインをしたいと思います。
そして、一人でも目的にあった治療が受けれる環境になって行けばこの歯科業界も変わるのでは?と思います

内装のデザイン・照明のチェックをしている矢根です。
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